「氷に嫌われちゃったなって思いながら、やっていました」 羽生結弦は、ミックスゾーンでそう語った。表情は穏やかだったが、無念がにじむ口調だった。 男子ショートプログラム、羽生が初めて試合に出場する首都体育館は、6分間練習で羽生が登場した時から大歓声に包まれ、中国でも特別な存在であることを感じさせた。羽生の滑走順は、第4グループ3番目。『序奏とロンド・カプリチオーソ』が流れ、最初のジャンプとなる4回転サルコウに入っていく。しかしサルコウの回転が抜け、1回転になってしまう。羽生の登場に華やいでいた首都体育館の空気は、一気に凍り付いた。 羽生によれば、4回転サルコウの失敗の原因は「(リンクに空いた)穴に乗っかりました」ということだ。2019年にさいたまスーパーアリーナで行われた世界選手権のショートで、羽生は6分間練習で自分が描いたトレースにはまり、ジャンプをミスしている。...
77という高い加点を得た。 続く4回転トウループ+3回転トウループは、いつもセカンドジャンプを2回転にする安全策をとりがちで、宇野が課題として挙げているジャンプだ。しかしこの日は、果敢に3回転をつけてきた。着氷で手をつきそうになり耐えたことで出来栄え点はマイナスの評価になったが、五輪でも守りに入らず上を目指す宇野の姿勢が見えたジャンプだった。『オーボエ協奏曲』の重厚な旋律に乗って宇野の伸びのあるスケーティングが映え、完成度の高いプログラムを滑り切る。 宇野を指導するステファン・ランビエールコーチは、コロナウイルスの陽性反応が出たため北京入りが遅れていたが、この日は宇野に付き添っていた。団体戦でとりこぼしがあったスピンやステップですべてレベル4をとれたのは、ランビエールコーチと話し合った成果だという。 「フリーでは、このショートプログラムよりも全然難しい構成が待っているので。ただ練習から毎回ノーミスできているような構成、内容ではないので、あまりそこまで高望みはしていないです。僕は練習につながる試合、そして試合につながる練習、それを求めています」...
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