美学者が東工大生に「偶然の価値」を伝える理由──伊藤亜紗の「いわく言い難いもの」を言葉にしていくプロセスとは

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人は、情報の大半を視覚から得ていると言われます。では、目が見えない人たちは世界を...

全盲の人たちは、視覚以外の感覚で自分の周りの世界を把握しています。もっぱら視覚で把握しているわたしとの間で、互いにどうしても分からない部分、通じない部分が出てきます。だからわたしたちの数少ない共通経験である「パソコンを使う」という行為で、説明しようとしてくれたのだと思います。見えていると、物体情報と位置情報が目を通して同時に入ってきます。「『エビの天ぷら』が『皿の上』にある」といった具合に。「『エビの天ぷら』が『どこか』に存在する」「『何か分からないもの』が左側の『皿』の上にある」なんてことは起きない。

一方、その先天盲の方は皿のかたちや位置は把握しているけれど、皿に盛られたてんぷらの具が何かという情報は、最初は把握していないそうです。把握するのはそれぞれの皿に箸をつけたときだけ。この感じを「パソコンで言うところのクリックをすると、《天ぷらです》って出てくる感じかなあ」と話していました。「何」(物体)より「どこ」(位置)の方が、情報としては重要度が高いそうなんです。

 

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