そこで出番となるのが、芳香剤と消臭剤です。ウェザーニュースで「消臭剤・芳香剤を置いていますか?」というアンケート調査を実施したところ、「両方置いている」が28%、「消臭剤のみ」が33%、「芳香剤のみ」が12%と、約4人に3人が自宅で消臭剤、芳香剤を使用していると回答しています。“空気の通り道”と“空気だまり”の位置を把握まず、住宅内の空気の入り口と出口、つまり“空気の通り道”を把握する必要があります。同時に、空気が通りにくく滞留しやすい“空気だまり”を見つけることもポイントです」
たとえば、玄関は長時間閉めたままだと空気が流れにくく、ごみ箱近くやキッチンの生ごみなどは要注意。意外に空気がたまりやすいのが、部屋の隅。ふだん、ほこりがたまりやすい場所が“空気だまり”の可能性が高いそうです。 「家の空気の流れや匂いのたまりやすい場所が把握できたら、消臭剤と芳香剤の用途に応じた使い分けを考えます。悪臭を無臭化したりマスキングしたりして匂いを消してくれるのが『消臭剤』、アロマオイルなど香りを楽しむ嗜好アイテムが『芳香剤』、両方の性質を併せ持つのが『芳香消臭剤』です」「消臭剤の効果的な置き場として、3つのポイントがあります。まず、匂いの発生源のすぐそばに置くこと。無風状態であれば、悪臭は発生源の周辺、しかも狭い範囲に留まるという特長があります。消臭効果を高めるには、匂いを発するごみ箱や下駄箱などの近くに消臭剤を置いてください。最後に、足元などの低い位置に置くことです。匂いは空気よりも重い成分のものが多いといわれています。空気の流れにもよりますが、消臭目的の場合、基本的には低い位置に置くと効果的です」その結果、「A:消臭剤なし」の場合は匂いがリビングまで広がりました。「B:キッチン横に設置」すると、リビングまでの広がりは抑えられましたが、キッチンには悪臭が漂っていました。「C:匂いの発生源の近くに設置」すると、悪臭の広がりはほぼ完全に抑えることができました。「『香りアイテム』である
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