約3600年前に隕石落下による大爆発で大都市が丸ごと吹っ飛んで滅んでいたと判明、「ソドムとゴモラ」のモデルか?

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青銅器時代中期にあたる紀元前1650年頃に栄えた都市が、TNT換算でおよそ12メガトンもの爆発によって消滅していたことが、ヨルダン渓谷にある遺跡を発掘した結果判明しました。爆発の規模は1945年に広島へ投下された原子爆弾のおよそ1000倍、史上最大級の爆発とされるツングースカ大爆発をはるかにしのぐとのことで、原因は隕石の落下と考えられています。

以下のaが破壊される前のトール・エル・ハマムにあったと考えられる宮殿予想図で、bが現在の姿。宮殿は52m×27mの面積で少なくとも4階建てだったとみられていますが、現在はほとんどその姿は残っていません。

宮殿は厚さ7~8mはある城壁と厚さ4mの防御壁で囲まれており、下層の都市から33m以上高いところに建てられていましたが、発掘調査では1階上部から上はすべて失われており、レンガの破片が宮殿から北東に吹き飛んでいたとのこと。 以下の画像で「Blow-over」と書かれている地層から上は「トール・エル・ハマムが破壊されてから3600年間かけて風に吹かれて堆積した部分」で、「Top of Debris」と書かれている部分から下が「4階建ての宮殿が破壊されて1階に瓦礫となって覆いかぶさった部分」です。2と3は、当時の宮殿で使われていたラグやタペストリーなどが燃えてできた隙間と炭素の層だとのこと。 戦争や地震によって破壊された典型的な破片パターンの中に、「部分的に溶けて泡立ったレンガの破片」や「高温で溶けた建物の石膏」が発見されました。さらに、周辺の地層約1.5mを調査したところ、何千もの異なる陶器の破片や泥レンガの破片、炭化した木材、焦げた穀物、骨、石灰岩の丸石などがランダムに混ざっていたことが判明しました。特に骨は「人間の関節と骨格が極度に断片化した状態」を示していたとのこと。

 

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