12月の増加幅は2021年７月以降で最大となり、主に宿泊業と外食での求人増加を反映した。 失業者１人に対する求人件数は1.9件と、過去最高近くとなった。前月は1.7件。新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）前は1.2件前後だった。 ただ、多くのエコノミストは金融引き締めで今後１年以内にリセッション（景気後退）に陥り、失業率が幾分上昇すると予想している。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アナ・ウォン氏は「求人件数のレシオは米金融当局が注視している労働統計の一つで、間違った方向に動いている。賃金の伸びは鈍化している可能性があるが、当局の物価目標と整合する水準にまで減速しているかどうかは不明だ」と指摘した。 雇用は建設や小売り、ヘルスケアなどの産業で若干伸びた。一方でレイオフも小幅に増加した。
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