トランプ氏は16日の閣僚会議で米中交渉について発言した。中国からの全輸入品に追加関税を課す可能性についても触れたという。6月下旬に米中が貿易協議再開で合意してから目立った進展がみられないなか、投資家心理の重荷となった。
米原油先物相場が下落し、エクソンモービルやシェブロンといった石油株の売りにつながった。決算説明会で医薬品事業の競争激化に言及し、業績下振れリスクが意識されたジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が下げたのもダウ平均を押し下げた。ダウ平均は前日まで3日連続で過去最高値を更新しており、目先の利益を確定する売りも出やすかった。 もっとも、下値は限られた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が16日にパリで講演し「貿易情勢と世界景気を巡る不確実性が増している」と主張した。今月末にも利下げに踏み切る考えを改めて示唆し、金融緩和が相場を支えるとの見方が強まった。米主要企業の2019年4~6月期決算の発表が今週から本格化している。内容を見極めたい投資家が多く、相場全体の方向感は見えなかった。
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ソース: nikkei - 🏆 135. / 51 続きを読む »