中国経済がアメリカ経済に勝てない理由
今の中国はアメリカとの貿易戦争に勝ち目は全くない。アメリカは毎年、中国からの5500億ドル分の製品を輸入しているから、理論的にアメリカは5500億ドル分の中国製品に制裁関税をかけることができる。その一方、中国は毎年、アメリカから1300億ドル分の商品しか輸入していない。中国はいくら頑張っても1300億ドル分の米国製品に対してしか制裁関税をかけることができない。つまりトランプ大統領は中国の「戦争」において、相手を制することができる数倍以上のカードを持っている。 中国がアメリカに勝てないもう1つの理由は、アメリカ経済が中国経済よりも貿易戦争に強い体質を持っていることだ。アメリカ経済は個人消費がGDPの70%にも達する内需依存型の経済で、貿易依存度はそれほど高くない。それに比べると、中国の個人消費の対GDP比はわずか37%。内需が決定的に不足していて、輸出に対する経済依存度が非常に高い。しかも中国の対外輸出の最大の相手国はまさにアメリカであるから、本来なら中国はどんなことがあっても「一番の得意様」であるアメリカとの貿易戦争に付き合うべきではないのだ。
アメリカから仕掛けられた貿易戦争に対して、本来ならいっさい対抗せず、じっと耐えるのが最も賢明な対策である。2018年7月にトランプ政権が対中制裁関税の第1弾を発動した時、中国側が一切報復せず逆に自由貿易の重要さを訴え、アメリカとの対話を呼びかけていれば、おそらくトランプ政権は第2弾の制裁関税を発動できなかったはずだ。貿易戦争はその時点で止まり、それ以上の拡大はなかったのかもしれない。中国のことわざに「以柔克剛(柔を以て剛に克つ)」とある。指導者が冷静かつ賢明なら、このように柔軟な対策を取るのが一番良かった。
習近平と胡錦濤では、雲泥の差。 習近平はただの、田舎者。 胡錦濤が中国を巨大化した。 習近平は、食い潰す。
liyonyon 香港デモは、自由選挙を勝ち取るまでおさまる気配なし。香港デモだけで中国が折れるわけないし。中国に対して日本も含め外国政府からの圧力が必要。
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