米中古住宅販売、7カ月ぶりの低水準に落ち込む-高金利と在庫不足

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全米不動産業者協会(NAR)が発表した8月の中古住宅販売件数は減少し、1月以来の低水準となった。在庫不足と飛び抜けて高い住宅ローン金利が影響した。

上段:中古住宅販売件数(季節調整後、年率)、下段:販売価格の中央値変化率(前年同月比) 現在の販売ペースで見た場合、在庫消化に要する期間は3.3カ月。前月も3.3カ月だった。5カ月を下回ると在庫がタイトと見なされる。 NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏によれば2019年8月からの上昇率は46%となった。

ユン氏は発表文で「住宅価格の伸びを抑えるには、供給を実質的に倍増させる必要がある」と指摘。「住宅ローン金利の変動は短期的に大きな影響を及ぼすだろうが、雇用の増加が長期的には安定したプラスの影響を与えるだろう」と記した。 一戸建ての販売は1.4%減少して年換算360万戸。コンドミニアムとコープ住宅(住民がアパートの管理・運営に参加する形式)は増加した。

 

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