中西部での感染も急激に拡大しており、ウィスコンシン州では先週2回にわたり、1日当たりの新規感染者数がこれまでの最多を記録。サウスダコタ、ユタ、ワイオングの各州も今月に入り3回、1日当たりの新規感染者数が最多を更新した。
コロナ検査の陽性率も、サウスダコタ州では先週17%から26%に上昇。28日時点で、ウィスコンシン州は19%、アイオワ州は16%、ミズーリ州は16%、カンザス州は15%、ネブラスカ州は14%と、世界保健機関が懸念視する5%の水準を大幅に上回っている。 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長はこの日、ABCの番組で、現在の感染拡大傾向に懸念を表明。冬が近づく中、屋内での活動が増えることで感染が拡大する可能性が高いとし、「米国は良い状況にない。秋、冬を前に可能な限り市内感染を抑制させる必要がある」と語った。
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