米メディア大手ニューズ・コープのロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は7日、人工知能(AI)企業によるニュース・コープのコンテンツ利用を巡り「多岐にわたる交渉」を行っていると明らかにした。3月撮影(2023年 ロイター/Chris Helgren)[7日 ロイター] - 米メディア大手ニューズ・コープのロバート・トムソン最高経営責任者(CEO)は7日、人工知能(AI)企業によるニュース・コープのコンテンツ利用を巡り「多岐にわたる交渉」を行っていると明らかにした。
トムソンCEOはゴールドマン・サックス主催のテクノロジー会議で、今後AI企業によるメディア企業のコンテンツ利用を巡る訴訟が多発する可能性があるとし、「すでにメディア企業の一角はそうした議論を始めている」と指摘。「個人的には、われわれは現段階ではそうした状況に関心はなく、交渉への関心の方が強い」と語った。 ニューズを含む出版関連企業などの間では、新興企業オープンAIが開発した「チャットGPT」や米アルファベット傘下グーグルの「バード」の訓練に使用されるコンテンツや、コンテンツ利用への代価支払いなどを巡り、懸念の声が上がっている。
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