4月15日、米金融大手ゴールドマン・サックスの第1・四半期決算は、ほぼすべての主要業務で減収となったものの、コスト削減策が奏功し1株利益は市場予想を上回った。ニューヨーク証券取引所で昨年12月撮影(2019年 ロイター/Brendan
McDermid)決算発表を受け株価は序盤の取引で約2.8%安の202.07ドルとなっている。総収入は13%減の88億ドルと予想を下回った。収入が最も大きく減少したのはトレーディング部門。市場のボラティリティー低下と政府機関の一部閉鎖が重しとなった。ゴールドマンは2017年にトレーディングなどのボラティリティーが高い業務から個人向け融資などに軸足を移す取り組みを開始。決算に合わせてこの日に発表した計画によると、向こう数年間にわたり個人顧客の預金を少なくとも毎年100億ドル拡大させる。これにより資金調達コストが約1%ポイント減少する。ただアナリストはゴールドマンが低迷する事業を立て直し、幅広い業務目標を設定するのに時間がかかりすぎていると指摘。ビオラ・リスク・アドバイザーズのアナリスト、デービッド・ヘンドラー氏は「ゴールドマンには今後10年間の成長に向けて再構築するためにやらなければならないことがたくさんある」と指摘。「戦略的な見直しを2020年までにやり遂げないのはばかげている。次の四半期までにやるべきだ」と述べた。
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