昨今日本のウェブサイトを閲覧すると、自動車そのものが当たる懸賞が少ない。2024年4月1日に筆者が見つけた数少ない例は、ある住宅会社による「ホンダ・オデッセイ」と、リゾートホテルの「ルノー・カングー」といったところである。背景には、提供する側である企業として安価で用意できること、かつたとえマイルドハイブリッドであってもエコ感が強調できることがある。さらに、イタリアは人口1000人あたりの自動車保有率が684台と欧州連合内で最も高い(出典:Eurostat)。しかし仮に筆者に当たったら、直後に売却してフィアット500を買うだろう。なぜならイタリアでウラカン(最高出力449kW)の年間自動車税は、基本税1609ユーロに加え、185kW以上の車両に課せられる事実上のぜいたく税(スーペルボッロ)5280ユーロが加算され、合計は6889ユーロ(約112万円)となる。このスーペルボッロは、製造年を基準として、5年・10年・15年後に段階的に税率が低くなり、20年後には課税されなくなる。それでもけっして安いとはいえない。日本の自動車諸税は高いといわれるが、高級車に乗る人にとって、日本はまだまだ天国な
ところで、こんな貧乏くじのような商品を企画して誰が買うのか? と思って、よく見ると、本物のウラカンが当たるのではなかった。チョコを割ると中にウラカンの64分の1ミニカーが入っていることが記してあって、安心した筆者であった。 Akio Lorenzo OYA 在イタリアジャーナリスト/コラムニスト。日本の音大でバイオリンを専攻、大学院で芸術学、イタリアの大学院で文化史を修める。日本を代表するイタリア文化コメンテーターとしてシエナに在住。NHKのイタリア語およびフランス語テキストや、デザイン誌等で執筆活動を展開。NHK『ラジオ深夜便』では、23年間にわたってリポーターを務めている。『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)、『メトロとトランでパリめぐり』(コスミック出版)など著書・訳書多数。近著は『シトロエン2CV、DSを手掛けた自動車デザイナー ベルトーニのデザイン活動の軌跡』(三樹書房)。イタリア自動車歴史協会会員。
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