今夏の「ピカイチ選手」を紹介する最終回は、父子鷹の「元プロジュニア選手編」。37年ぶりの夏の甲子園出場を狙う立教新座(埼玉)のキーマンは、打線の中軸を担う金子永(とわ)外野手(3年)。父は日本ハム金子誠野手総合兼打撃コーチ(46)。常総学院時代に春夏3度の甲子園出場を果たしている父の背中を追いかける。父は日本ハムの内野手として21年間プレーし、現在は野手総合兼打撃コーチを務める誠氏。今春、その父の偉大さを思い知った。それまで守った一塁から外野手に転向。練習中にノックの打球が顔面を直撃し、恐怖心が芽生えたことも一因だが、チームでも上位の遠投100メートルを誇る強肩を買われた。送球の正確性が必要なポジション。思い出したのは少年時代の父とのキャッチボールだ。「『ズドン!』とグラブにボールが入ってくる感覚に感動した」。きれいな回転で、安定したスローイング。ゴールデングラブ賞を3度獲得した名手の送球を受けた感覚は、自身の守備にも役立っている。
現役時代の父と、夏休みに出かけた記憶はない。それでもオフになると、ニジマス釣りや温泉旅行に連れて行ってくれた。小学3年生で野球を始めてからは、「選手のけがの一番の原因は間違ったトレーニングにある、息の長い選手になってほしい」と、父の教えで道具を使わない自重トレーニングを積極的に活用してきた。◆金子永(かねこ・とわ)2004年(平16)10月19日生まれ。立教小3年で軟式野球を始める。立教新座中3年の時にU15アジア選手権日本代表に選出される。高校1年秋からベンチ入り。憧れの選手は大谷翔平。家族構成は両親と姉の4人家族。181センチ、83キロ、右投げ右打ち。 ○…日体大荏原・和田壮多朗捕手(3年)の持ち味は、西武、中日でプレーした父・一浩氏(50)をお手本にした打力だ。現役時代は球場で観戦しており「たくさんヒットを打っていて、かっこよかったです」と憧れの存在。今も通算2050安打の父の打撃動画を見て練習を重ねており、フォームを参考にする。昨冬の長距離ランニングで下半身が鍛えられ、パワーもアップ。「打球を飛ばせるようになったと思う。最後の夏なので頑張りたい。ヒットでチームの勝利に貢献したい」と意気込む。
○…DeNA小池正晃外野守備走塁コーチ(42)を父に持つ東海大菅生・小池祐吏内野手(3年)は、雪辱を期して最後の夏に挑む。2年生ながら「4番」を任されて臨んだ昨夏甲子園の大阪桐蔭戦では、1点を追う7回2死二、三塁で空振り三振。チームは降雨コールド負けし「4番としての責任を感じた」と悔しさを忘れない。これまで小池ジュニアとして注目されることが多かったが「小池2世ではなく、自分の名前で注目されたい」と力を込めた。
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