博士課程を選択する人材を増やすためには、「透明性があり、魅力的なキャリアパス」を周知させる活動が必要であるといえます。もっとも多い回答が「卒業後の良い人材や収入の保証」が27.8%を占め、キャリアパスや未来への不安が先行していることがわかりました。また、続いて「博士後期課程での給与支給」や「国や自治体からの金銭的な助成 / サポート」を選択していることから、合計で6割以上の人は、先行きな不透明な時代において、”学生として過ごすキャリア”に関して、投資を行うリスクを感じていることが見えてきます。
続いて、前問で選択した事項を満たした場合の博士課程への志望度を尋ねたところ、95%が前向きに進学を検討していると回答しました。この結果から、博士課程に投じる金銭とキャリア形成に関してのバランスを見ていることがわかりました。■理系学部出身者が考える、博士課程人材を増やすために必要な条件は「若手からでも、研究者として活躍できる環境」と「産業界における博士取得者への評価」 博士課程を選択する学生を増やすための施策に関して意見を募ったところ、「若手研究者の研究環境改善」「産業界における博士取得者に対する給与等の処遇改善」「博士後期課程での給与支給」と言った、博士取得をした人の若手の頃からの活躍と研究に打ち込める環境の提供を求めていることがわかります。■博士取得者のキャリアは、ポジティブな理由の1位が「高い給与が得られる」ことに対し、ネガティブな理由は、「博士のキャリアパスが不透明」「就職が厳しい/安定しない」という、若手時代の不透明なキャリアパスへの高いハードルを感じているポジティブな理由は「高い給与が得られる」「自分の興味、関心の高いテーマに集中できる」「社会的地位を得られる」といった、研究者だからこそ得られる遠い将来的なポジションへのイメージが顕著になりました。
一方で、ネガティブなイメージでは対照的に、「キャリアパスが不透明」「就職が厳しい/安定しない」「アカデミアのポストが少ない/アカデミアは任期制で不安定」「給与が安い」といったそもそもの就職への不安や若手時代への苦労へのイメージが先行していることがわかります。博士取得者が活躍するために最も重要と見なされているのが「キャリアの選択肢を拡充、可視化する」ことと17.5%が回答しています。また、続いて「若手の登用を促進する」「就職情報を公開、拡充する」こととなっています。 この結果から、博士取得者が活躍できる環境やポストに関する情報に辿りづけない人が多い、もしくはイメージが定着していると言えます。そのため、博士号を取得しても、自身が活躍するイメージを描けない、キャリアパスを描けない人材が多いとも言えます。
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