【読まれています】 '精いっぱい'のソーセージ2本追加 「給食品数少ない」に対応 兵庫・西宮 Yahooニュース
市教委によると、献立を再検討した結果、7月下旬の簡易給食は発注が間に合わず、追加を断念した。8月17~31日の献立には、非加熱で食べられるスティック型ソーセージを毎日2本追加し、ゼリーやプリンなどのデザートがない日には、冷凍パインや冷凍みかんをさらに加えた。 その結果、元の献立では、1食当たりのエネルギーが学校給食の基準値(3、4年生)の75%程度しかなかったが、追加された献立では、基準をほぼ満たすことになった。 市教委によると、新型コロナウイルス感染拡大による休校の影響で、5月に6月からの学校再開当初の弁当給食の提供を検討したが、業者から「急に言われてもできない」と断られて断念。夏休みを短縮した場合の給食の提供は6月から検討を始めたが、「給食調理室が工事や備品の入れ替えで使用できない」として調理の不要なパンと牛乳、ジャムなどのみの献立に決めた。
しかし、品数の不足を懸念した市議会が、献立の充実を求める決議を全会一致で可決。急きょ献立を再検討し、食材を納入する食品卸業者に、サラダやちくわなどの提供を打診したが「扱っていない」と断られ、逆にスティック型ソーセージと冷凍フルーツの追加を提案されたという。 1年の女児を学童保育に通わせる母親(33)は、当初の簡易給食では少ないと考え、弁当を持たせるつもりだった。「内容次第で申し込もうと思っていたが、毎日ソーセージとは……。娘が毎日は嫌だと言う気がする」と困惑する。簡易給食を申し込んだ5年と3年の男児がいる共働きの母親(39)は「子どもたちは元の献立を見て『絶対嫌。家で食べたい』と言っていたが、友達と食べてほしいと申し込んだ。元々栄養面は期待していない」と話した。...