石油元売の日本最大手であるENEOSを傘下に持つENEOSホールディングス(ENEOS HD)と、産業用ドローンなどを活用した業務用ロボティクスソリューションを提供するセンシンロボティクスは、ENEOSが2000年に石油精製事業を停止したプラント設備を活用して、ドローンを自由に飛ばせるショーケース兼実証フィールドである「ENEOS カワサキラボ」を共同でオープンした。
ENEOSカワサキラボは、ENEOS 川崎事業所の敷地内にある。もともと、1931年に旧三菱石油の川崎製油所として操業を開始し、2000年までは原油を運び込んで各種石油製品を製造するプラントとして稼働していた。事業所内には、まだ一部稼働している施設もあるが、概ね停止しているという。同施設は、このプラント跡地エリアを活用して開設された。 SENSYN Drone Hubは、設定した時間になるとドローンが自動で離陸し、ミッション完了後は自動で着陸する基地(ドローンポート)と自動充電システムが一体になっており、機体着陸後には撮影データを自動でクラウドへ伝送するなどの業務アプリケーションも搭載した、点検や監視業務の完全無人化をサポートする統合型ソリューションだ。
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