松屋銀座(東京)のセレクトショップ「リタズダイアリー」にはウエスト丈のサマーニットやブラウス、薄手の春用ブルゾンなどが豊富に並ぶ。店長の中田優希穂さんによると、ここ数年は、着丈が長めでふんわりしたシルエットのトップスが主流だったが、最近になってコンパクトなサイズのアイテムが目立つようになってきたという。「スカートでもパンツでも、腰回りに余裕があってボリューム感のあるボトムスと合わせるのがお勧めです」と中田さん。メリハリがついてスタイルが良く見えるという。逆に、細身のシルエットのボトムスを合わせると体の線が強調されるので注意したい。
セーラーカラーが特徴の「ヴィヴィアーノ」のブラウス(4万9500円)は、身幅が広く、体形が出にくい。これに、ほんのり丸みのあるデザインのワイドパンツを合わせると、ウエストの位置が高く見えてスラリとした印象になる。厚底サンダルをはけば、さらに足が長く見え、マリンルック風の爽やかなコーディネートに。夏も先取りできそうだ。 「CFCL」の半袖ニット(2万4200円)は細いリブ編み。編み目の縦ラインが体形をすっきり見せてくれる。同じ色のスカート(5万1700円)は腰の下から大きく広がっていくフレアタイプ。「同系色のスカートを合わせればワンピースのように見えます」。春らしいピンク色が華やかさも演出する。 働く女性に人気の「イエナ」のシャツ(1万5400円)は軽い風合い。ワンピースの上からカーディガン風に羽織れば、上半身がすっきりまとまり、活動的な雰囲気に仕上がる。もちろん、ボタンを全て留めて、普通のシャツとして着こなしてもよい。
「ウエスト部の絞りが少ないゆとりのあるデザインなので、どんな人でも着やすい。ほどよく透け感があり、軽やかな印象になります」と同ブランドのPR担当者は話す。これからの季節、冷房が利きすぎた室内などでも重宝しそうだ。(読売新聞生活部 野口季瑛)
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