大リーグで大谷翔平と山本由伸が所属するドジャースは20日(日本時間21日)、たこ焼きチェーン「築地銀だこ」と複数年のパートナーシップ契約を結んだと発表した。同チェーンはホットランド(東京都)が展開しており、3月24日にロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアム内に売店を開店。たこ焼きが観戦のお供として人気を集めており、同社は「球場でのヒットをきっかけに、全米進出にチャレンジしたい!」と意気込んでいる。
ドジャースは今年に入って多数の日本企業との提携を発表。「築地銀だこ」で10社目となる。同社担当者は「契約年数や金額は公表していません」と詳細は明らかにしなかったが、3月に開店したドジャースタジアム店は「おかげさまで予想以上の反響で、球団にも高く評価していただいている」と声を弾ませた。3月のホーム開幕戦では、大谷の試合を観戦する真美子夫人の机の上にもたこ焼きの容器が置かれていた。 同店では日本でもおなじみの通常のたこ焼きに加え、サルサソースがかかった「チーズ&サルサ」、アボカドディップの「チーズ&ワカモレ」、揚げ玉が乗った「テンプラ&スウィート・ソイ・ソース」の4種類を販売。いずれも6個入りで13・99ドル(約2200円)と日本国内の店舗と比較して約3倍の価格設定だが、担当者は「人件費も賃料も3倍ですので、よりもうかるわけではありません」と苦笑いした。
たこ焼きは近年、日本への外国人旅行客らの「食べたいものランキング」で天ぷら、寿司などに続き上位にランクイン。世界的に認知度が高まっている。米国内の「築地銀だこ」は現在、球場内と日本人が多く居住するカリフォルニア州ガーデナにある2店舗のみ。同社では「もちろん、米国で店舗を増やすことも目標にしています」とさらなる展開を見据えている。今季からドジャースタジアムに出店した「築地銀だこ」は米国人も含めて連日長蛇の列ができる人気で、これまで2度購入した。価格は6個入りで13.99ドル(約2200円)。円安の影響もあるが、日本での販売価格と比較するとやや高級品と感じた。 記者は「オリジナル」と「チーズ&ワカモレ」を注文。日本と比べてややカリカリな食感が特徴的で、中は日本同様にトロトロ。ワカモレはピューレ状のアボカドで、メキシコ料理のサルサでおなじみ。たこ焼きとの相性もばっちりだった。物珍しさも手伝い、手を伸ばす米国人記者も多かった。「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者も「おいしい!」とお気に入りの様子。台湾出身の記者も満足げに頬張っていた。 (MLB担当・柳原...
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