モハ6256の客室内。車体側面の帯色とあわせるように座席の色も青となった。着席区分を現わす背ずり部のストライプは、1次車では奇数号車が白、偶数号車が赤としていたが、2次車以降では白を採用。のちに1次車も白に統一された(2019年6月1日、柴田東吾撮影)。
走行機器も一新しています。西武鉄道では101系を使って試験が行われていたVVVFインバータ制御を本格的に採用。冷房装置や照明などに電力を供給する補助電源装置も半導体を使った静止形となり、摩耗する部分が少なく、メンテナンス作業を軽減する構造を取り入れています。 さらに台車も一新して、ボルスタレス台車を本格的に導入しています。軸箱支持方式は緩衝ゴム式で、車軸の上はコイルばねで支える一方、車軸の両脇をゴムで挟むというものです。「ニューレッドアロー」の10000系の台車にも緩衝ゴム式の軸箱支持方式が採用されていますが、6000系で採用された緩衝ゴム式のボルスタレス台車は比較的珍しいものなのかもしれません。さて、6000系では製造過程でメーカー(製造所)が変わります。6000系は当初、東急車輛(現在の総合車両製作所横浜事業所)で作られていましたが、1996(平成8)年の製造分から日立製作所に変更します。
この際、車体の材質が大きく変わり、ステンレス製からアルミ製に変わったのです。アルミ製の6000系は50番台となり、先頭部もFRPをやめてアルミで造られています。また、アルミ車体となったことで塗装が行われ、無塗装だった側面の銀色の部分は灰色に塗られています。ただし、前面は当初、銀色に塗られていました。6000系は1999(平成11)年まで7次に渡って製造され、10両編成25本が作られました。このうち17本が東急車輛製のステンレス車、50番台の8本が日立製作所のアルミ車となっています。6次車からは戸袋窓を廃止し、モノリンク式のボルスタレス台車を採用した。写真は7次車の6058編成(画像:写真AC)。
車体では、側面にあった戸袋窓を廃止したほか、台車では軸箱支持方式が変更され、モノリンク式を採用しています。このモノリンク式のボルスタレス台車は、私鉄各社で広く採用されている台車です。西武鉄道でも以後に登場した車両にも採用され、001系「Laview(ラビュー)」が例外となる程度です。
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