2024年劇団☆新感線44周年公演で、生田の生誕39年を記念しての“サンキュー公演”ともうたわれる今作。幕府と帝が争う混乱の時代を背景に、麗しき顔で天下取りを目論むヒュウガ(生田)とその軍師・カイリ(中村)を、豪華絢爛(ごうかけんらん)に描く。
主演の生田は、17歳で同劇団に初めて客演した当時をなつかしみ「こんな大人になりたいなと思って、きょうまで憧れ続けてきた。そんな皆さんと大切な40歳になれるタイミングを過ごせることをうれしく思っている」と喜びを噛み締めた。2016年の『Vamp Bamboo Burn~ヴァン・バン・バーン~』以来の共演となる中村は「珍道中もののはずが、気づいたら美しい男が野望を抱く物語に。そして、僕の方が、出番が多くなってました」と笑わせた。 取材会には、古田新太(58)、劇作家・いえのえひでのり氏(67)も同席。ストーリーにちなみ、記者から「生田さんと中村さんに、顔のチャーミングなポイントを言いあってほしい。そして、古田さんにコメントを」と質問が寄せられ、生田は思わず「質問の段階でオチまで…。さすが西(関西)」と吹き出した。
中村は「薄くもなく濃くもなく、誰が見ても整ってる顔面。なかなか珍しいんじゃないか」と生田のフェイスを絶賛。対して、生田は「(中村は)超絶たれ目なんでね。小動物のような愛くるしいたれ目加減が好きなところですよ」とにっこり。「じゃあ古田さん」と振られ、古田は「いま、日本でもっとも信頼できる二枚目2人でございませす。とりあえずこの2人さえ出しておけば、地方公演は埋まるだろう」と見事にボケて、笑いを誘った。 夏から秋にかけ、福岡(博多座、7月7日~8月2日)、東京(明治座、8月12日~9月26日)、大阪(フェスティバルホール、10月5日~17日)と全97公演を予定。劇団☆新感線としても最長、約15万人を動員する。
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