研究チームは3万5375人のアメリカ人を対象とした大規模なデータセット2つを分析し、「現状の生活満足度」と「一日に所有する自由時間」について調査を行いました。すると、仕事をしている人の生活満足度は1日あたり2時間30分の自由時間がある時にピークを迎えることが判明。また、仕事をしていない人の満足度は、自由時間が1日あたり4時間45分の時が最大だったこともわかりました。
自由時間と生活への満足度に相関関係があるということは、以前から指摘されていました。しかし、論文の共著者であるUCLAのCassie Mogilner Holmes教授によると、「自由時間があればあるほど生活満足度が上がるわけではなく、最適値を超えてさらに多くの自由時間を与えられると逆に満足度が下がってしまう」ということが今回の研究からわかったそうです。 ただし、テキサス大学オースティン校の経済学者であるDaniel Hamermesh氏はこの研究が「自由時間と生活満足度の相関関係を証明したと論じるのは難しいかもしれない」と、懐疑的な見解を述べています。Hamermesh氏によると、この論文で分析されているデータの中で、回答者が見積もる自由時間は正確ではなく信頼性に欠けるとのこと。また、「どういう時間が自由時間にあたるのかという定義が人によってさまざまであるため、体系的に自由時間であるか否かを語ることは難しい」と、Hamermesh氏は指摘しています。
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