3大関は安泰だったが、豊昇龍は東前頭4枚目・翔猿に屈して2敗に後退。大関以上は全勝どころか1敗も消え、春の土俵は大荒れ模様となってきた。全勝は平幕の大の里と尊富士、1敗で小結・阿炎と平幕の湘南乃海が続く。
横綱らしからぬ姿に、館内も騒然とした雰囲気となった。照ノ富士は右で張って捕まえにいったが、効果は薄く、隆の勝にもろ差しを許した。苦し紛れに左の小手で振ったが、さらに上体が浮き、あっけなく寄り切られた。わずか3秒8で敗れ、両膝に古傷を抱える横綱は取組後、右脚をぶらつかせて気にする場面も。唇をかみ、首をかしげながら東の花道を下がった。 これで3日連続の金星配給。19年秋場所の鶴竜以来で、自身初めての屈辱だ。21年秋場所で新横綱となってから出場しての3連敗、さらには6日目までに4敗を喫したのも自身ワースト記録だ。支度部屋では気分を切り替えたかったのか髪を洗った。さらには付け人と談笑する場面はあったが、報道陣には言葉を発することなく、会場を後にした。
3場所連続休場明けの1月の初場所で9度目の優勝を果たし、日頃から目標としてきた2ケタVに王手をかけて大阪へ乗り込んだ。だが、関取との本格稽古を再開したのは今月1日から。懸念されていた調整不足が現実のものに。力強さに欠ける相撲が続き、連覇どころか休場も危ぶまれる状況となってきた。仮に休場となれば、横綱在位16場所で9度目の事態となる。 あまりにもふがいない内容に、八角理事長(元横綱・北勝海)は「うーん…」と言葉少な。幕内後半戦の粂川審判長(元小結・琴稲妻)は「厳しい。出てきたから力は出すかと思ったら、だめだった。昨日(5日目)もだったが、終わってから脚をブラブラさせていた。本人に聞かないとわからないが、膝みたいな感じ」と指摘し「まあ、相撲は見た通りじゃないか」と振り返った。大阪の土俵で最高位が苦境に立たされた。(三須 慶太)
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