俳優、濱田岳（３５）が７月スタートのフジテレビ系「新宿野戦病院」（水曜後１０・０）に出演することが６日、分かった。同作は女優、小池栄子（４３）と俳優、仲野太賀（３１）がダブル主演し、東京・歌舞伎町の病院を舞台に命の尊さを投げかける〝救急医療エンターテインメント〟ドラマ。濱田はちょっと頼りない〝お巡りさん〟役で出演する。
同作は脚本家で俳優、宮藤官九郎（５３）が初めて医療ものを手掛けるオリジナル作品。新宿・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に、ホストやキャバクラ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民ら〝ワケあり〟な登場人物たちが交錯する社会の構図を、〝官九郎節〟ともいえる、ときにユーモアを織り交ぜながら、悩みや問題を抱えながらも人生を強く生きる人たちを通して、「命」の尊さを投げかける。 濱田が演じるのは、物語の舞台である歌舞伎町にある交番の地域課に勤務する巡査・岡本勇太役。岡本は、交番に駆け込んでくるトラブルを抱えた人々だけでなく、町民たちからも無駄に絡まれてしまうこともあるなど、完全になめられ切ってしまっている心優しい人物。警察官としての威厳は感じられず、むしろ立場に関係なく、日常的にイジられているタイプだ。映画やサブカル好きで日頃から「聖まごころ病院」に入り浸っており、路上のケンカやトラブルが原因でけがをした人たちを運び込む。濱田は、小池とは２０１５年にテレビＣＭで共演歴があり、今回脚本を務める宮藤が手掛け、現在放送中の「季節のない街」（２４年・テレビ東京系）では、仲野とも共演中だ。
濱田は出演決定について、「僕自身、今回の役はこれまでに演じたことのない役ということでチャレンジする気持ちです。宮藤（官九郎）さん、河毛（俊作）監督、豪華共演者の方々というすごく恵まれた環境の中で、新たなチャレンジをさせてもらえることは役者冥利（みょうり）に尽きますし、ワクワクしています」とコメント。 今回の役どころは、「歌舞伎町という街に愛情を持って、街の秩序、歌舞伎町に〝流れる時間〟を守る警察官というふうに思っています。キャラクターの心の部分を丁寧に演じていきたい」といい、「〝普通〟の警察官にならないように、とにかく楽しみたいですね！ 『教場Ⅱ』で目指していた〝お巡りさん〟像とはまったく違います（笑）」と撮影に臨む姿勢を語った。
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