第７４回カンヌ国際映画祭の授賞式が１７日夜（日本時間１８日未明）開かれ、コンペティション部門に出品された「ドライブ・マイ・カー」の脚本を手掛けた濱口竜介監督（４２）と大江崇允（たかまさ）さん（４０）が脚本賞に選ばれた。脚本賞は、同部門に出品された全２４作のうち最も優れた脚本に贈られる賞で、日本人・日本映画の受賞は初めて。
濱口監督の「ドライブ・マイ・カー」は、授賞式に先駆けて発表されたカンヌ国際映画祭の独立賞である国際映画批評家連盟賞、ＡＦＣＡＥ（アフカエ）賞、エキュメニカル審査員賞の３つの賞も受賞した。これらの賞は映画祭の審査員が選ぶ正式な賞とは異なり、外部団体が独自に贈る賞。
そもそも映画作品やその脚本に優劣を付けること自体ナンセンスだが、「脚本は一番だが、作品は一番でない。」との評価は、作品の責任者である監督にとって、嬉しいものなのだろうか。 虎吉アート
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