激動の中国、一人っ子政策に翻弄される夫婦の30年『在りし日の歌』

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激動の中国、国策に翻弄される人々の30年『在りし日の歌』 ──たった一人の子供を失った両親を「失独」という...... 中国 映画

激動の中国、描かれない背景を想像してみる

ヤオジュンとリーユン夫妻は、ひとり息子のシンと地方都市で平穏な暮らしを送っていた。だが、そのシンが、幼なじみのハオと川遊びをしているときに命を落としてしまう。それから数年後、舞台は寂れた漁港に変わっている。ヤオジュンとリーユンは、シンと名付けた養子の息子と暮らしているが、反抗期を迎えたシンは家に寄り付かなくなり、親子の溝が深まっていく。80年代半ば、ヤオジュンとリーユンは、インミンとハイイエン夫妻と同じ国有企業の工場で働き、同じ宿舎に暮らしていた。二組の夫婦には、偶然にも同じ年の同じ日に生まれた息子がいた。夫婦はお互いに相手の息子の義理の父母になる契りを交わし、息子たちは兄弟のように育った。 この80年代のドラマで印象に残るのは、彼らが働く工場の放送を通して一人っ子政策のプロパガンダが行われていることだ。それを耳にするリーユンの心は穏やかではない。彼女は第二子を身ごもり、それを夫婦だけの秘密にしていた。彼らにとって最も身近な存在であるハイイエンは、工場の副主任であるだけでなく、計画生育行政組織の指導員も務めていた。彼女が知れば、夫婦が窮地に立たされるだけでなく、彼女自身も責任を問われる。

そんな問題から二組の家族の関係がもつれだし、やがて冒頭の悲劇へと繋がり、その後の運命が明と暗に大きく分かれていく。改革開放の波に乗って豊かさを手にするものの、良心の呵責に苛まれつづけるインミンとハイイエン、息子のハオ。そして、悲劇に見舞われ、苦難を背負いながらも、ともに生きるヤオジュンとリーユンの姿には、心を揺さぶられる。

 

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この国の話だけは何とも言えないぐらい理不尽なことありすぎて滑稽だとしか評価できません。

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