鉄棒の着地で内村の腰が落ち、重心が後ろに大きく傾く。尻もちを着くと、そのままあおむけにマットに倒れた。14・133点。本人は「そこまで練習を積めていなかったのでミスが出てしまったのかな。言い訳みたいになるけど、プロテクターと鉄棒の間が滑って、(体勢が)空中分解しかけた中で技をかけたので足から着地できたのは奇跡」と冷静に分析した。
満身創痍(そうい)だった。東京五輪後、股関節や肩、腰、顎(あご)と体中の関節が痛くなった。最高の演技を求め、32歳の心身を追い込んできた反動か。今大会に向けては「練習をやろうとしてもできない」状態だったという。 それでも何とか仕上げ、10月の世界選手権を見据えて東京五輪と同じ構成で臨んだ。ブレトシュナイダーをはじめとする離れ技を決め、五輪で落下した技も成功させた。「体も重く感じたし、気持ちも今ひとつ上がらない中、ようやく世界選手権に向けてスイッチを入れられた」と前を向いた。(宝田将志)
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