＜国内女子ゴルフツアー：大王製紙エリエールレディース＞◇第1日◇19日◇愛媛・エリエールGC松山（6545ヤード、パー71）◇賞金総額1億円（優勝1800万円）◇無観客開催インからスタートし、パー4の15番でセカンドショットをピン前約1メートルにつけて初バーディー。パー5の17番では、ティーショットでピンまで210ヤードの距離につけ、3番ウッドで放ったセカンドショットで2オンに成功。約10メートルのイーグルパットは外したが、しっかりと返しの約1・5メートルを決めてバーディーとした。
折り返した後半はパー4の7番で2オンに成功すると、約6メートルのパットを沈めてバーディーを奪った。渋野は「アプローチで寄せきれなかったところで、しっかり（パットを）決められたところが多かった。今日はすごく救われました」と要所で決まったパッティングをこの日のポイントに挙げた。 加えて、「みんなで盛り上げてという感じだった」と仲の良い同い年の大里桃子（22＝伊藤園）と先週の伊藤園レディースを制した古江彩佳（20＝フリー）と同組だったことも調子を維持できた要因だったと語った。次々とバーディーを重ねる古江の姿に「自分も頑張らなきゃと奮い立たせてくれました」といい、「大親友」と語る大里とのラウンドについては「しっかりしゃべりながらだったし、やっぱり自分のこと以外にもかなり目を向けることができた。そこで気持ちの切り替えもできたりしたのかな」と振り返った。
伊藤園レディース時に告白した右足裏の痛みについては「今までよりは痛くなかった」と語るも、新たに右足かかとに靴擦れができたことを明かした。先週の大会でも履いていたなじみあるシューズだというが「自分の足をかばって歩き方も変わってきちゃっている。そういった部分があるのかなというのと、スイングもかばいながらという状況なので、その中でズレがあるのかなと思います」と首をひねった。 それでも「痛いなりに、その中でもしっかりショットを打てていたのでよかったと思います」と手応えも口に。「スタートダッシュとしては上出来なスコアなので。最近は2日目にスコアを落として順位を下げてということが多かったので、明日はそれをしないように粘り強いゴルフをしていきたい」と意気込んだ。