国際弁護士の清原博氏が27日、TBS系「ゴゴスマ～GO GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演。ドジャース・大谷翔平投手（29）が25日（日本時間26日）、専属通訳だった水原一平氏（39）の違法賭博問題について初めての取材対応となる会見を開いたことについて語った。
大谷は、25日の会見で声明を発表。「結論から言うと、彼（水原氏）が僕の口座からお金を盗んで、みんなにうそをついていたことになります」などと説明し、自身の賭博、違法ブックメーカーへの送金を含めて賭博への関与を完全否定。米メディアの報道では、大谷の口座から少なくとも450万ドル（約6億8000万円）が送金された。 番組では大金の送金方法について議論を交わした。清原氏は「アメリカの銀行口座は日本同様にオンラインでは、ID、パスワード、ワンタイムパスワードの3つがそろっていれば誰でも他人の銀行口座にアクセス可能」と説明。「大谷選手の昨日の会見を忠実に考えた時には、水原さんに管理権限はなく本当に勝手にアクセスした」と私見を述べた。
では、どうやってID、パスワード、ワンタイムパスワードの3つを手に入れたのか。清原氏は「ID、パスワードはのぞき見というか。大谷選手が銀行口座にアクセスする時にサイトの画面が全部英語で、難しい銀行の英語も含まれているから、どうしても大谷選手には分からない部分がある。水原さんがすぐ側に立っていて、水原さんが大谷選手にこれはこういう意味だよと日頃から教えていたのかもしれない。そういう関係があった時に、もしかしたら大谷選手が銀行口座にアクセスする時に、IDやパスワードを打ち込んでいるのをたまたま見ちゃったかもしれない。それで知ったかもしれない」と推測した。 残るワンタイムパスワードについて「大谷選手のスマホにその都度送られてくるやり方もあるが、日本の銀行もアメリカの銀行ももうひとつのやり方をとっている場合がある」と説明。「ワンタイムパスワード端末という小さい機械がある。ワンタイムパスワード端末を大谷選手が日頃から管理していて、端末を操作しる。そういった機械を保管している場合がある。その機会を保管している場所を水原さんが分かっていたら、3点がそろって大谷選手がいないところで水原さんが勝手にアクセスできる」と語った。
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