海老蔵ファミリーに長期密着する同局が、１４年から毎年放送しているドキュメンタリーの第９弾。今回は女優として、初めて１人でドラマの仕事に挑戦した長女・麗禾ちゃん（市川ぼたん）、長男・勸玄くんの２人の子どもの成長と、それを見守る海老蔵の姿を中心に、「海老蔵一家」の１年に完全密着した。散歩中、初対面の子供たちとすぐ仲良くなる勸玄くん。その姿に海老蔵は「俺とは違う…」と驚く。しかし、本当は「弟か妹がほしい」という勸玄くんの想いを聞いて、複雑そうな表情が浮かぶ。歌舞伎俳優にとって貴重な“８歳”がコロナ禍の状況で過ぎていくことを、もどかしく思いながらも芸の道に励み、心優しい少年に成長した勸玄くんを追う。
麗禾ちゃんにとって今年は挑戦の連続。３月には、７年前に「初お目見得」で大泣きしてしまい、晴れの舞台がつとめられなかった熊本で、自分の「襲名披露」を行うことに。今回は無事に、公演を勤めることができるのか。 もう一つ大きな挑戦は、日本テレビ系連続ドラマ「二月の勝者―絶対合格の教室―」（土曜・午後１０時）に子役として出演すること。厳しい指導・熱い要求に表情をこわばらせながらもセリフを繰り返す麗禾ちゃんだが、次第に表情が変わっていく。「この挑戦で彼女は変わった」と海老蔵が手ごたえを語る「女優・市川ぼたん」の姿が描き出される。 番組ではこの他に、海老蔵がクライマックスに登場し、歌舞伎十八番「暫」の一場面を披露した東京五輪の開会式や、放送当日に初日を迎える海老蔵一家出演「プぺル〜天明の護美人間〜」の公演の様子を放送。海老蔵がした麻央さんとの“約束”や、次世代を見据えて歩み続ける海老蔵のビジョンに迫る。
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