海底下2400メートルで非常に少ないエネルギーで生存可能な微生物が発見される

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海底下2400メートルで非常に少ないエネルギーで生存可能な微生物が発見される(2014)

)は、日本の海底のさらに2400メートル地下に微生物が生息していることを発見しました。この微生物は非常に小さな単細胞生物で、光も水もないほとんど栄養素が存在しない環境の中で、非常にエネルギーの少ない炭化水素化合物を摂取し、とてもゆくりと新陳代謝を行うそうです。IODPによる掘削調査は、カリフォルニア工科大学のElizabeth Trembath-Reichert氏らと共に行われました。掘削調査に参加したElizabeth氏は、「我々は現在この微生物を調査しているところで、この微生物の能力に驚かされてばかりです」とコメントを残しています。付近の海底下を調査していました。この調査の主な目的は「海底下深くに埋没した未成熟の石炭層に関連する炭化水素循環システムと微生物学的・地球化学的プロセスの調査」で、八戸沖の海域の場所から海底を掘削し、海底下1276.

海底下を掘削するのは「ちきゅう」と呼ばれる地球深部探査船です。「ちきゅう」は船上からドリルを1000メートル下の海底まで降ろすことが可能で、このドリルを使って史上最深となる海底下2446メートルまで地面を掘り進めることに成功しました。しかし、実際のところは「ちきゅう」は海底下7000メートルまで掘削可能となっており、地球のマントルを採取することも可能な探査船になっています。 調査用のコアは古代の石炭層から採取され、船内で分析されます。研究チームが発見した微生物は、光も酸素もなく、かろうじて水や少量の栄養素だけが存在する、という厳しい環境下で生きていたそうです。石炭層を調査した理由についてElizabeth氏は、「我々が石炭層を調査することにしたのは、ここには炭素が含まれており、これを微生物が摂取するであろうことを知っていたからです。いくつかの微生物は石炭化合物を直接食べ、その他の微生物でもメタンなどの炭化水素を食べられる、と考えられていたのです」と説明。実際に調査した結果、海底下の微生物はメチル化合物を摂取することが分かったそうです。また、実験を通して海底下の微生物は極端に代謝が悪く、生きていく上でほとんど可能な限りエネルギーを使わないようにしていることも判明しています。

今回発見された海底下に住む微生物は、炭化水素を摂取して温室効果ガスであるメタンを排出します。この特徴により、研究者たちは「微生物は地球の炭素循環系の中で大きな役割を果たしているのかもしれない」と再評価しているそうです。

 

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