」を統合・再編成した作品で、当時のアメリカの子どもから熱狂的な支持を受け、社会現象を起こすほどの人気を獲得しました。そのため、リブート作品である「ヴォルトロン」のファン層は大人が中心となっていて、シッピングが特に多く語られる作品として知られています。今回の脅迫も、声優がシッピングについてインタビューに応えたところ、その回答に納得がいかないファンが送りつけたものでした。が中心となっていました。LiveJournalはブログをメインとしたSNSで、自分の趣味にあったコミュニティに参加することで、同好の士で集まって話し合うことができました。自分の好きなシッピングがあれば、そのシッピングを支持するコミュニティに参加すればいいというわけです。
しかし、2000年代後半になって、海外のファン活動はLiveJournalからTumblrに移行し始めました。Tumblrではタグを利用して、同じ話題の投稿を検索することが可能です。例えば「ヴォルトロン」のファンアートを見たい場合、Tumblrで「それでも最初は、シッピングのタグをつけて投稿しようというローカルルールでこの問題を回避しようとしました。しかし、このルールはそれほど広がることはなく、最終的に「#Anti-○○○」など、シッピングを否定するタグの投稿によってコミュニティがお互いを否定しあうようになりました。ショーン氏はシッピング・ウォーが「私はこのシッピングが好きではない」という争いだったのが、「誰もこのシッピングが好きではない」と罵り合うものになっていったと指摘しています。
特に、子どものキャラクターや親子・兄弟のシッピングに対して「児童性愛者だ」「近親相姦を勧める内容だ」などと指摘して圧力をかけたり嫌がらせをするアンティス(Antis=Anti Shipper、反シッパー)が近年登場しているとのこと。以下の画像は、シッピングをまとめるWikiのページがアンティスによって編集され、「近親相姦である」「キース×ランスのカップリングがヴォルトロンだと一番主流」と改ざんを受けている様子。 アンティスは、「不適切なコンテンツの作成・関与・頒布によって多くの人々が不快な思いをしないように行動している」という理由で、ファンやクリエイターに脅迫状や殺害予告を出す自分を正当化する点が非常に悪質です。ショーン氏は、アンティスの存在は他のファンの活動に支障をきたすどころか、作品そのものをだめにしてしまいかねないと警告しています。
ショーン氏は、ファン文化はみんなで作るものであり、みんながより良くしようと考えることで改善できると語っています。そして、「他のファンに対して礼儀正しい付き合いを心がけ、自分に合わないものはスルーしつつ、自分が情熱を傾けられるコンテンツを作っていくことが重要で、それにより『好きでないなら読まない』が当たり前だった時代を取り戻すことができます」と述べています。
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