今回、諮問するのは、浦和サポーターが「声出し応援」を行った５月２１日の鹿島戦（埼玉）、今月２日のＧ大阪戦（パナスタ）の２試合。Ｊリーグはクラブの運営責任を定めたＪリーグ規定５１条に抵触しているとの見解。同チェアマンは「運営責任を問う。上限２０００万円の罰金を科すこと。同じようなことが起こった場合、無観客、勝ち点はく奪することも（ある）」と話した。
この日のＪ１実行委員会で浦和の立花洋一社長は謝罪。他クラブの委員からはペナルティーを求める意見が出たという。「こういった対応を取らないと他のクラブ、サポーターに対しても示しがつかない。こういう対応になるのは仕方がない」と野々村チェアマン。現在は政府から全面的な声出し応援再開許可を得るため、声出し応援の実証実験を重ねている。そうした願いに背く行為には厳しく対処。 浦和はクラブの公式サイトで再発防止策を公表した。同チェアマンは「（これまで）問題をどのように防いでいくか、意思表示がまったくなかったが、今日初めて出てきた。（実行委員会で）もう一回、頑張っていこうという空気は今日で醸成できたのではないか」と語った。裁定委員会の答申を受け、最終的にはチェアマンが浦和への処罰を決めることになる。埼玉） 試合前に数百人がチームバスの入り口付近に集結。鹿島のバスにブーイングを飛ばし、約１５分間にわたり応援歌やチャントを大声で歌って浦和の選手を鼓舞した。Ｊ１最長の７戦連続ドローに終わった試合終盤、再び大声で応援歌を響かせた。（パナスタ） 試合前からゴール裏のサポーターが相手選手紹介時などに罵声を飛ばし、０―１で前半終了後に大ブーイング。終了間際に同点に追いついた直後に応援歌を大合唱など、ルール違反を繰り返した。
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