「ヤングケアラー」とは、何らかの困難を抱えた家族を心配し気づかい、そこから逃れることができない子どもたちのこと。大阪・西成地区をはじめ、子育てや看護の現場でフィールドワークで知られる大阪大学教授の村上靖彦さん(専門は現象学)は、そのように考えていると言います。村上さんは、こうした社会一般のイメージと現実との乖離を危惧し、ヤングケアラー経験者へのインタビューを重ねてきました。そして、その「語り」を丁寧に分析し、当事者が抱える困難の本質、その多様さを掘り下げながら、ヤングケアラー、さらには、あらゆる子どもにとっての「居場所」の重要性を論じています。大谷さんは大阪市西成区で生まれ育った40代の女性である。インタビューはこの西成区にある認定NPO法人こどもの里の2階「しずかなおへや」でお願いした。この「こどもの里」は、子どもの自由な遊び場として始まったが、ファミリーホームも運営しており、ショートステイや子どもの緊急一時保護も引き受けている。
大谷さんと私は以前から、わかくさ保育園で行われていた社会問題研究会などで顔見知りだ。インタビューでは子どもの頃の西成の様子、成人後の大谷さんや弟たちの暮らしなど、さまざまなことが語られたが、ここではヤングケアラーと居場所というテーマに絞り込んで紹介する。 大谷さんは、こどもの里が今の場所に移ってきた1980年から通い始め、今でも手伝いにしばしば顔を出している。子ども時代の大谷さんは極度の貧困のなかにいただけでなく、高校に進学する時期まで戸籍を持たなかった。
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