エンゼルスは控え捕手のカート・スズキも７日にコロナ関連でＩＬ入り。捕手２人が相次いで離脱後、チームは今季ワースト４連敗など一進一退。大谷も１１日のレイズ戦がロマイン、１８日のレンジャーズ戦はウォーラックとバッテリーを組み、共にクオリティ・スタート（６回３自責点以下）の好投も、勝ち星を挙げることはできなかった。
２試合で特徴的だったのは、スプリットの減少だ。１１日は７球、１８日は２球だけ。逆にカーブを１２％使った大谷は試合後「（スプリットを）投げないほうが良さそうだなと。逆にそんなにリスクを追わなくていいと思うので。全体的なパーセンテージを管理しながらやらないといけない」と語り、同地区のライバルに目先を変えたことと、リスク回避を理由に挙げた。 リスクの詳細は具体的に明かさなかったが、一つには、ロマイン、ウォーラックと初バッテリーが続いたこともあるかもしれない。両試合で捕逸はゼロも計３暴投。大谷は今季６暴投とア・リーグトップタイに。スタッシとの代わりにマイナーに落ちたウォーラックは１８日の試合前、「大谷とはブルペンでも球を受けたことがない。ビデオをみたり、ベンチから登板をみたが、きょう初めて実際の球筋を見ることになる」と事実上のぶっつけ本番を認めた。実際、試合で大谷が首を振るシーンは多かった。女房役が戻った大谷が、次回登板で、とれだけ投球内容を変えてくるかにも注目したい。
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