元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が13日、TBS系「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、近年利用者が増えている退職代行サービスについて法的な観点から解説した。同サービスを利用した新卒社員の退職理由は、1位が「仕事が合っていない、向いていない」、2位は「入社前に聞いていた話と違う」、3位は「仕事のスピード、業務量を求められる」といったものだった。
こうしたサービスの利用が急増していることについて、橋下氏は「(会社側と退職について)話し合う必要はないと思います」と自身の見解を口にした。一方、「法律上は、はがき1枚で辞められます。代行サービスを使わなくても、やろうと思えばはがき1枚で辞められる」とも解説した。 番組が取材した代行業者では、利用料金を正社員の場合は2万2000円、アルバイトの場合は1万2000円に設定しているという。橋下氏は「この代行サービスは、有給とかパソコンとかの機材、社から借りているものを返却するところまで合わせて対処するということなので、この金額が発生するんでしょう」と推測した。 しかし、注意が必要な部分もあるという。「気を付けなければいけないのは、代行サービスは会社と何らかの形でもめた場合には、代行サービスは調整してくれません。それをやってしまうと、弁護士法違反になるので。弁護士のステージになるんですよ」と注意を促した。
ただ、「弁護士が悪いのは、こういう金額では受けないんですよ。2万2000円とか1万2000円とかで」と、弁護士費用の高さにも言及。「まず連絡を代行サービスにやってもらって、もめた場合に弁護士という、そういうすみ分けになっています」と説明していた。
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