明治安田J1リーグ第11節、横浜F・マリノス対ジュビロ磐田が3日に行われ、1-1の引き分けに終わった。マリノスはAFCチャンピオンズリーグ決勝進出を決めてからリーグ戦2戦続けて追いつかれて勝利を逃す結果に。水沼宏太と喜田拓也はチームの課題を言葉にしている。
マリノスはボール保持こそできたが、磐田の組織的なディフェンスに手を焼き、前半をスコアレスで終えた。ハーフタイムを経て強度が1段上がり、交代カードを切って攻勢を強めると、64分にヤン・マテウスのクロスからアンデルソン・ロペスにゴールが生まれた。しかし、84分、磐田の上原力也のクロスをマテウス・ペイショットが頭で合わせ、試合は振り出しに。試合終盤にマリノスは決定機を作るも、1-1で試合終了のホイッスルが鳴った。喜田は「90分でゲームを考えてもいいかなと思っていた。相手も足を使っていたので、後半になれば状況は変わるというのも頭にあった」と話しており、実際に後半にマリノスは先制している。しかし、失点シーンだけでなく、マリノスは試合全体を通して少しばかり浮足だっている印象が強く、大事なところで隙を見せてしまった格好となった。「どうやってみんなで1つになって固い集団になっていくか、もう1回盛り返せるような集団になっていくか。1人ひとりのコミュニケーションだったり、向かっていく方向、目標をみんなで合わせていく声掛けは間違いなく大事だと思う」
水沼はそういった選手個々の意識が「足りていない部分だと感じるところがある」と率直に述べたうえで、「そういう意識を合わせていけば、試合で入りが悪くても修正できる、そんな集団になっていくんじゃないか」と問題提起する。喜田は「言葉で言うほど簡単ではない」と前置きしつつ、「お互いに高めあっていくしか方法はないし、みんなの熱量をどう生み出すかをそれぞれがしっかりと考えて行動に移せると思う」と述べた。 マリノスは中2日でアウェイの浦和レッズ戦を控えており、来週末にはAFCチャンピオンズリーグ決勝1stレグが予定されている。「この痛みから逃げちゃいけない」という喜田の言葉通り、マリノスはこの苦境を次につなげなければいけない。「タラレバを言っても遅い」宮市亮が悔やんだシーン。横浜F・マリノスは「負けに等しい引き分け」
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