植田日銀総裁、2%の目標達成「不確実性高い」

  • 📰 Sankei_news
  • ⏱ Reading Time:
  • 21 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 12%
  • Publisher: 53%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

植田日銀総裁、2%の目標達成「不確実性高い」 政策運営の知見を得るため、四半世紀にわたり続いた金融緩和策の点検・検証(レビュー)を行うことも決めた。

日本銀行は28日、植田和男総裁の下で初めてとなる金融政策決定会合を開き、四半期に一度公表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、令和7年度の物価上昇率見通し(中央値)を1・6%とした。植田氏は「(金融)引き締めが遅れるリスクよりも、拙速な引き締めで2%を実現できなくなるリスクの方が大きい」と指摘し、金融緩和を続ける姿勢を明確にした。政策運営の知見を得るため、四半世紀にわたり続いた金融緩和策の点検・検証(レビュー)を行うことも決めた。

日銀が7年度の物価見通しを示したのは今回が初めて。植田氏は、令和5年春闘の高い賃上げ率などを踏まえ「安定的な2%の可能性も出てはきている」と期待感を示したが、実現については「不確実性が高い」とも述べ、大規模金融緩和を継続する姿勢を強調した。 また、日本がデフレに陥った約25年前から現在までの金融政策を、1年から1年半の期間をかけて「多角的にレビュー」することを明らかにした。外部の有識者も交え、さまざまな政策の効果や副作用を点検し、結果を随時発表する。 植田氏は実施理由について、将来の政策運営に向けた知見を得るためと説明した上で「特定の政策変更は念頭に置いていない」と強調。実施期間中にも「必要であれば(政策変更を)実行していく」とも述べ、直近の政策運営とは切り離した作業だとした。市場の一部で修正が警戒されていた長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を含む、大規模金融緩和の枠組みは維持された。

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 68. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。

植田日銀総裁、リュックをビジネスバッグに持ち替え日銀の植田和男総裁は、2日目の金融政策決定会合が開かれた28日、ビジネスバッグを脇に抱えて本店に出勤した。初日の27日はリュックサックだった。総裁になって初め…
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »

拙速な金融引き締め、物価目標達成できなくなるリスク大きい=植田日銀総裁日銀の植田和男総裁は28日、金融政策決定会合後の記者会見で、政策の引き締めが遅れて2%を超えるインフレ率が持続するリスクより、拙速な引き締めで2%の物価安定目標を実現できなくなるリスクの方が大きいと指摘し、粘り強く金融緩和を継続していく考えを示した。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »

金融政策「多角的に検証」 「粘り強く緩和」―植田日銀総裁:時事ドットコム日銀は28日の金融政策決定会合で、現在の大規模な金融緩和策の維持を決めた。その上で、長期にわたる金融緩和について「1年から1年半程度」の時間をかけて多角的にレビュー(検証)を行う方針を打ち出した。植田和男総裁は会合後の記者会見で多角的な検証について「目先の政策変更に結び付けてやるわけではない」と述べ、政策修正には直ちに直結しないとの考えを示した。
ソース: jijicom - 🏆 32. / 63 続きを読む »

日銀、25年度コアCPI+1.6%と予想 「下振れリスクの方が大きい」日銀は28日公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、2025年度の消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)について前年度比プラス1.6%となるとの見通しを示した。23年度の見通しは1月時点の同プラス1.6%からプラス1.8%に、24年度はプラス1.8%からプラス2.0%へそれぞれ引き上げた。物価は23年度は上振れリスクの方が大きいが、25年度は「下振れの方が大きい」とした。
ソース: ReutersJapan - 🏆 90. / 51 続きを読む »

日銀、金融政策「多角的に検証」 大規模緩和維持―植田総裁初の決定会合:時事ドットコム日銀は28日、前日に続き金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする現在の大規模金融緩和策の維持を決めた。その上で金融政策運営について、1年から1年半程度の時間をかけて多角的に検証する方針を打ち出した。 同時に公表した最新の景気予測「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、2023年度の物価見通しを前年度比1.8%とし、前回1月の1.6%から上方修正した。新たに公表した25年度は1.6%とした。今月9日就任した植田和男総裁の下で開催した初の決定会合となった。
ソース: jijicom - 🏆 32. / 63 続きを読む »

日銀の令和7年度の物価見通し2%に届かず 植田総裁体制で初の金融政策決定会合、大規模金融緩和維持日銀の令和7年度の物価見通し2%に届かず 植田総裁体制で初の金融政策決定会合、大規模金融緩和維持 令和7年度の物価上昇率見通し(中央値)を1・6%とした。目標とする2%には届かず、賃上げを伴う安定的な物価上昇には距離があることを示した。
ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »