日本代表は前半だけで森保ジャパン発足後最多タイの4失点を喫し、後半の反撃もむなしく大敗した。
この日はこれまで主軸としてきた4-2-3-1でなく、4-4-2でスタートした。2トップには鈴木武蔵(25=札幌)と浅野拓磨(25=パルチザン)が入り、左MFに中島翔哉(25=ポルト)、右MFに原口元気(28=ハノーバー)。ボランチはMF柴崎岳(27=デポルティボ)とMF橋本拳人(26=東京)がコンビを組んだ。DFラインは左から佐々木翔(30=広島)、畠中槙之輔(24=横浜)、植田直通(25=セルクル・ブリュージュ)、室屋成(25=東京)。GK川島永嗣(36=ストラスブール)は、森保ジャパンの国内試合では初めて先発に名を連ねた。 日本は序盤からパスミスが多く、中盤でロストするシーンが目立った。前半8分に左クロスからFWロンドンに頭で先制点を許すと、30分、33分、38分と立て続けに失点。FWロンドンには前半だけでハットトリックを決められてしまった。対する日本はスピードが武器のFW浅野をターゲットにロングボールを入れるなどして得点を狙ったが、前半は決定的なシュートをほとんど放つことができなかった。
後半、日本はセンターバックの植田に代えてDF三浦弦太(24=G大阪)を、FW鈴木に代えて初招集のMF古橋亨悟(24=神戸)を投入。原口を左MFに、古橋を右MFに、中島を中央に据えた、4-2-3-1にフォーメーションを変更した。 すると前半より攻撃が回り始め、10分にはMF柴崎→DF室屋とつなぎ、室屋の右クロスにMF中島が右足でシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。後半19分にはFW浅野が強烈なミドルシュートを狙ったが、わずかに右にそれた。1点を返した日本は勢いに乗り、相手ゴールに迫った。後半36分にはMF原口に代わってMF井手口陽介(23=G大阪)がピッチへ。日本は再三の好機をつくったが、最後まで追加点は奪えなかった。
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