今月11日に梅雨入りしてからちょうど二週間が経った関東甲信地方。先ずは、ここまでの雨の割合を都県別に確認します。梅雨入りしてからきょうまでの15日間に東京都心では1ミリ以上の雨を観測した日数は10日。率にすると.667でした。そのほかの関東甲信の県庁所在地で調べてみると関東各県は.600~.666。一方で、甲府や長野では4割台でした。先週末に3カ月遅れで球音が鳴り響いた野球界。野球の打率でこの数字なら高打率ですが、雨の降りやすさでは「関東地方のほうに分があった」と数字で見て取れます。東京都心では、6月平年一カ月の総雨量が167.7ミリなのに対し、梅雨入りした11日からきょうまでの二週間で156.
0ミリの雨量を観測しました。そのほかの地点で見ると、宇都宮は既に平年を超える224ミリの雨が降っています。雨天率が5割に満たなかった長野でも既に6月平年一カ月分の雨が降っていて、千葉や前橋でも平年値に迫る雨量を既に観測している状況です。これまでの期間、毎日雨が降っていたわけではないのに、既に平年以上の雨を観測している所があるということは、一度で降る雨の量がシトシトではなく、ザーザーとまとまっていたと紐づけられます。この先、一時的に晴れる日はありますが、基本的に梅雨空とお考え下さい。特に注意していただきたいのは6月最後の日曜日の28日から30日火曜日の傘マークです。梅雨前線上に低気圧が発生し、本州を通過します。低気圧に向かって、南から非常に蒸し暑い空気が流れ込み、大気の状態が不安定になります。活発な雨雲が広範囲にかかり、本降りの雨になります。低気圧の発達次第で大雨や荒天になる恐れがあります。今後も気象情報をこまめにアップデートし、雨へ備えて下さい。
なんだろ。意外だ
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