３年ぶりの有観客公演。３００人の温かい拍手に迎えられると「いいですね～。直接会えるのはうれしい」と感激の表情を見せた。「いろいろな情勢で大変ですけど、こうして歌える場所に立つと、エンタメは大事だと思うし（ファンとの）エネルギー交換も大事だと思う。（今後も）ずっと続けていきたいと思います」と約束した。
衣装などは「和」をコンセプトに制作。「年を重ね、ますます和の世界観が好き。アンティークや古めかしいものが増えたり、そういう思考が強まっている」。ライブタイトルには「私自身、太陽に恵まれ、ジリジリと暑い日に生まれた。太陽のエネルギーを感じられるような、元気になれるようなコンサートができたら」との思いを込めた。主演した１７年のＮＨＫ大河「おんな城主 直虎」以降、「何足ものわらじをつけて走りまくっている感じ。止まっていない」と苦笑い。「体はひとつですが、やりたいことはたくさん湧いてくる。一生は一回。変な言い方だけど、どうせ死ぬなら後悔のないように生きようと日々懸命に生きています」と充実ぶりを明かした。
約１時間半、「月のしずく」や「かたちあるもの」「また、うまれるころには」など１１曲で美声を披露。「２０周年のスタートということで１年中、面白いことをやっていきたい。また仕掛けたら、仲間に加わってください」と呼び掛けた。〇…女優としての柴咲は、福山主演の映画「沈黙のパレード」（９月１６日公開）に出演。「ＫＯＨ＋」として主題歌「ヒトツボシ」も担当する。他にも映画「天間荘の三姉妹」（１０月２８日公開）、映画「月の満ち欠け」（今冬公開）などが控える。
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