松島の中にある心の暗部に着目し、さまざまな心意的負荷をかけ、そのすべてを暴くというコンセプトのチャレンジングな写真集となった本作。会見に登場した松島は、「初めての写真集ということで、どういう写真集にするかという段階で、『こういうものにしたい』と色々と思いを話させていただきました。僕を応援してくださる皆さんが思っている『元気で明るくて、太陽のような人だよね』というような松島勇之介のイメージがあると思うんですけれど、その光がある部分には等しく影もあると自分では思っていて、僕が自分で自分を見つめ直すとなると、おそらく影のほうが大きかったりすると思うんです。そういうものを今回の写真集の中で、全部詰め込みたいというお話をさせていただいたのがきっかけで、このようなテーマで写真集を作らせていただきました」と制作までの経緯を語った。出来上がった写真集を手に取った感想を聞かれると「自分の写真集というのが、すごく変な感じもするのですが…。ただ、自画自賛になってしまうんですけれど、ページを開くのが楽しみになる、1冊で一つの松島勇之介の物語を表しているような写真集になっていると思います」と語り、「『ここでこう
松島の中にある心の暗部に着目し、さまざまな心意的負荷をかけ、そのすべてを暴くというコンセプトのチャレンジングな写真集となった本作。会見に登場した松島は、「初めての写真集ということで、どういう写真集にするかという段階で、『こういうものにしたい』と色々と思いを話させていただきました。僕を応援してくださる皆さんが思っている『元気で明るくて、太陽のような人だよね』というような松島勇之介のイメージがあると思うんですけれど、その光がある部分には等しく影もあると自分では思っていて、僕が自分で自分を見つめ直すとなると、おそらく影のほうが大きかったりすると思うんです。そういうものを今回の写真集の中で、全部詰め込みたいというお話をさせていただいたのがきっかけで、このようなテーマで写真集を作らせていただきました」と制作までの経緯を語った。出来上がった写真集を手に取った感想を聞かれると「自分の写真集というのが、すごく変な感じもするのですが…。ただ、自画自賛になってしまうんですけれど、ページを開くのが楽しみになる、1冊で一つの松島勇之介の物語を表しているような写真集になっていると思います」と語り、「『ここでこういう写真がくるのか』というような楽しみ方をしながら、自分でも読ませていただいて、結果的にものすごく『松島勇之介の初めての写真集はこれだ』と、自信を持って皆様にお届けできる1冊になりました」と胸を張った。お気に入りのカットには、オールホワイトな衣装を身にまとい、力強くこちらを見つめる印象的な1枚をセレクト。選んだ理由について、「このカットは、いわば松島勇之介の影の部分、負の部分を捉えたショットだと思うんですけれど、すごい冷たい湖に真っ白なきれいな衣装で入っていき、汚れていくんです。この衣装、実はとても高くて、自分では手を出せないような金額がするんですね（笑）。それを一回限りで、泥水をかぶって自分で自分を汚して、ジャケットの肩のあたりなどは、火で燃やしたりもしました。美しいものと汚れたものという相反するものが隣り合わせにあるということが表現されていてお気に入りです」と答えた。さらに同じシーンでの水の中で叫んでいるカットについては、「あれは寒すぎて、本気で叫んでるんですよね（笑）。なので魂はすごくこもっていると思います」と明かし、「役としてではなく、おそらく松島勇之介として、見せたことのない新しい自分を出せました」と撮影を振り返った。ただ、そのような新しい自分をファンに見せることについては、不安もあったという松島。「やっぱり舞台の上に立って、輝いている自分の姿をファンの方は見たいと思うんです。そうじゃない自分の情けない弱い部分をさらけ出して、それでも皆さんは応援してくれるのか、というような不安もあったんですけれど、『その裏側の弱い部分を見たからこそ、なおさら応援したいって思いました』と、写真集を手に取ったファンの皆さんが言ってくださって、とても愛していただいているなと改めて感じましたね」とファンへの感謝を述べた。タイトルは、編集スタッフと話し合いながらいくつかの候補の中から自身で選んだとのこと。太陽が昇りはじめる時に、差し込む柔らかい日の光を指し、けれど同時にそこには影があるというような意味が込められた「トワイライト」というタイトルについて松島は、「シンプルで、（候補の中で）一番しっくりきた」と話し、「光のあるところに影がある」という今回の写真集のテーマを表したネーミングとなっていると語った。今回の写真集に自身で点数をつけるなら、というお決まりの質問には「やっぱり1st写真集なんで、あまり大きい点数つけすぎてもアレなので…」と前置きを入れつつ、「150点でお願いします！ 最高の仕上がりだと思います！」とはにかみ、会場の笑いを誘った。今後の俳優として抱負については「今回の写真集で、自分の中で守ってたものというか、そういうものを全部とっぱらって皆様にお届けできたと思うので、より一層自分をさらけ出していろんなことに挑戦していきたい」とし、「写真集の最後のページに書いた思いが今の僕の全てだなと思います。もちろんいろんな作品に携わりたいというのもあります。松島勇之介として、そして松島勇之介じゃない誰かとして、皆様の前でいろんなエンターテイメントをお届けできたらなと思っています」と意気込んだ。写真集が、松島のどのような言葉で締められているのかは、ぜひお手に取って確かめていただきたい。写真集のテーマにちなみ、日常に光を当てるようなお気に入りなものについて聞かれると、「今は、休みの日があれば古着を買いに行っています」と古着にハマっていることを明かし、「言ってしまえば誰かが着たものなんですけど、誰かの人生を着ているような気持ちになりますね。当時は低い値段で、言ってしまえば日が当たらなかった影のものが、今は価値が上がって数万円とかになっていたりもして、これも『トワイライト』ですね」とほほえんだ。写真集が完成してから、誰かに見せたかと質問が飛ぶと「家族に渡しました！」と回答。「ただ家族も、別で買っていて、実家には数冊あるみたいなんです（笑）。写真集の中の自分は、家族にしか見せたことないような姿なんですよ。でも、初めての写真集と言うので、母親も『僕の新たな表情を見つけた』みたいなことを言ってくれて、それを聞いて改めてやってよかったなと思いました」と続けた。最後に、「これまで僕のことを応援してくださった皆様は、この写真集を手にとって、より深く、より僕の見たことない部分を見つけていただけると思いますし、この写真集がきっかけで初めて僕を知っていただいた方は『松島勇之介とは、これだ』というような1冊になりましたので、ぜひたくさんの方に手にとっていただけたらと思います」とファンへの思いを笑顔で伝え、会見を締めくくった。
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