新規陽性者がピークアウトしつつあることから、医療提供体制のひっ迫を受けて増加していた自宅療養者と入院・療養等調整中も減少しつつある。自宅療養者は5,644人、入院・療養等調整中も4,148人となっている。小池知事「今まさに感染を抑え込めるかどうかの分岐点」
こうしたなか、東京都の小池知事は29日午後の定例記者会見で、現状について「緊急事態宣言の発出から3週間が経過してそれぞれの地域地域ごとの努力も今途中経過も出てきているところだ。今まさに感染を抑え込めるかどうかの分岐点だいう意識を皆さんと共有していきたい」と語った。そして「今3週間目で少しの明かりが見え始めてるのかなという状況だが、それがみんなで『もういいや』となるとこれまでの努力が水泡に帰してしまう。皆さん一人ひひとりの行動──密にならない、マスクをする、手を洗う、環境を良くする、これらをもう一度確認していただいきながらウイルスを抑える込んでいくことにご協力をお願いを申し上げたいと思います」と改めて感染症対策への協力を訴えた。
また緊急事態宣言を延長すべきかどうかという質問に対して「新規陽性者数は減少してきているが、依然感染状況、医療提供体制が厳しい危機的状況だ。緊急事態宣言をどうするのかは今後の感染状況によるが、今のような状況が続く場合はさらなる対策の強化も選択肢としてあり得る。そうならないために『ここが分岐点だ、ここで頑張るんだ』という意識を皆さんと共有したい」と語った。
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