本田真凜 自分らしさ取り戻した「リトルマーメイド」 ９年連続全日本切符へ前進「全日本で笑顔で終わることが１番の目標」１２月の全日本選手権（長野）の予選を兼ねた大会の女子フリーが行われ、ショートプログラム（ＳＰ）１７位の本田真凜（２２）＝ＪＡＬ＝は、フリー８３・７３点、合計１２５・５３点をマークした。８人が滑り終えた時点でトップに立ち、上位２１位以内が確定。１１月の東日本選手権（青森）進出が決まった。９年連続全日本選手権切符獲得へ、第一関門は突破した。
ラベンダー色の衣装で登場した本田は、「リトルマーメイド」の「パート・オブ・ユア・ワールド」にのせて、丁寧に世界観を表現。冒頭の３回転－２回転の連続ジャンプを成功させ、持ち前の華のある滑りで観客を魅了した。演技後はやや首をかしげたが、笑顔を浮かべ、両手を合わせて観客に感謝を示した。 東日本進出が決まり「ホッとしてはないんですけど、昨日と比べると最初から最後まで役に入り込めて楽しく滑れたかなと思う。まだまだ構成の部分では、ベストにはほど遠いので、そこを東日本までに、もう少し安心して皆さんに見てもらえるジャンプ、プラス表現でも自分の１００％の表現ができるように頑張りたい」と、笑顔で語った。 フリーに「リトルマーメイド」を選んだのは、今夏に出演していた「ワンピース・オン・アイス」の前。「自分でもともと去年のプログラムを引き続きと思っていたんですけど、この曲で滑ってみたいと思って、（宮本）賢二先生と相談した。振付しているときから楽しくて、練習からキャラクターになりきって滑れている。久しぶりに自分らしい演技ができていると思う」と手応えを口にし、「今回は特に昨日（ＳＰ）は体調が優れず不安だったんですけど、とりあえず次に進むことができた。目指してるのは全日本で、このフリーを滑ることができて、笑顔で終わることが１番の目標。そこに向けて必死に頑張っていきたい」と、見据えた。
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