まず、Mac Pro。長らくXeon搭載のIntel CPUモデルが継続販売されていたが、ついにAppleシリコンモデルへと進化。最強のAppleシリコンとなる新発表の「M2 Ultra」を搭載する。
外観はIntelモデル時代と基本的に同じで、内部へのアクセスのしやすさや複数のPCIeスロットという高い拡張性も変わらず。7強ウイされているPCIeスロットのうち、6つはGen 4をサポート(x16スロット×2+x8スロット×4)。オーディオカードやDSPカード、SDI入出力カード、ネットワークカード、ストレージインターフェースなど、各種の拡張カードを必要とするプロ向けの製品となっている。 また、PCIeカード以外での拡張性の高さも特徴で、背面に6つ、上部に2つのThunderbolt 4端子に、USB Type-A端子×3、8K/60Hzまたは4K/240Hz対応のHDMI端子×2(Thunderbolt 4のDP出力と合わせて、4K/60Hz×8または6K/60Hz×6または8K/60Hz×3に対応)、10GbE×2を用意。Wi-Fi 6Eの無線LANやBluetooth 5.3も利用可能。
CPUの「M2 Ultra」は、第2世代5nmプロセスで製造され、M1 Ultraのときと同じく、M2 Maxの2つのダイを接続。M2 Ultraの2倍の性能を叩き出す。24コアCPU/60コアGPUのM2 Ultra、64GBユニファイドメモリ、1TB SSDの組み合わせで104万8800円。M2 Ultraを24コアCPU/76コアGPUタイプに変更すると、プラス14万円となる。 昨年3月に発売された「Mac Studio」にも、M1 Max/M1 Ultraに代わり、M2 Max/M2 Ultra搭載したモデルが登場している。CPUのパワーアップ以外に大きな変更はないものの、無線LANはWi-Fi 6Eになっている。M2 Max/32GBメモリ/512GB SSDで29万9800円、M2 Ultra(60コアGPU)/64GBメモリ/1TB SSDで59万8800円。
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