最も劇的な儀式用マスク、写真家がとらえる伝統の息遣い

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写真家クリス・レイニア氏(61)が初めて儀式用マスクに魅せられたのは1980年代半ばのことだ。写真撮影のためニューギニア島を旅行中、フウチョウの羽の装飾を身にまとった部族の一員に出くわした。

マスクは神、動物、祖先を象徴している。儀式、結婚式、成人式で使われ、特に自分は霊界と通じ合えると信じている人々が使用する場合が多い。見た目が穏やかなマスクもあるが、レイニア氏のコレクションに写っているマスクは、目を大きく見開いた悪魔や鋭い歯を持つ獣など、想像上の生き物のような不気味な外観をしている。ブータンのパロで仏教徒が身に着けているマスク/Chris Rainier

オーストリアでは、12月6日の聖ニコラウスの日の前夜にクランプスの祭りが行われる。この日はアルプスの村人たちが、半分ヤギ、半分悪魔の「クランプス」のマスクをかぶることにより、キリスト教と異教信仰とを結びつける。レイニア氏は旅行中、このクランプスの祭りの日にわざわざオーストリアの田舎にまで足を運んだ。 レイニア氏が定めた唯一のルールは、撮影したマスクが今も儀式で使用されているということだ。レイニア氏は「写真を見る人に、掲載されているマスクは今も実際に使われているということを伝えたかった」と述べ、さらに「地元の博物館に展示されている単なる木や布でできた工芸品ではないということを分かってもらいたい」と付け加えた。たしかにそれらのマスクは今も「現役」かもしれないが、撮影した儀式の多くは危機に瀕しているとレイニア氏は指摘する。全世界に近代化の波が津波のように押し寄せる中、レイニア氏は自らの活動を「時間との戦い」と表現した。「今から50年か60年後に、ニューギニアのある若者が、自分の祖父や曽祖父がはるか昔に失われた踊りを踊っている写真を見た後、その衣装を手に取って踊りだすかもしれない。私はその可能性のためにやっている」

 

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