カーチェイスのシーンで、主人公たちの車をバックで追いかけてくる車が出てきます。あれは我々から見ていると「不気味な逆行の車に追いかけられている」なんですが、逆行の彼らから見ると「主人公に追いかけられている」ことになってしまうんです。つまり、追いかけているのではなく逃げている。お互いに逃げあっていることになるんです。本来は、車の方向は2台とも同じで追いかけあうか逃げるか、しかなくて、車がフロント同士、リア同士を向けて追いかける・逃げるというのは、動きとしてはできても、動機で考えると変なんです。「カーチェイスの演示をしているような状態」と考えると通るんですけれど、「セイターはなぜそんなことをしていたんだろう?」まで考えてしまうとおかしなことになってしまって、「セイターは主人公をトレーニングしていたのかな」なんて思っています でも、そういう部分を除くと正しいです。『TENET
テネット』は他のタイムトラベルものより、よほど我々の感覚に近いはずなんです。タイムトラベルものって、横浜から東京まで瞬時にワープするようなことの時間バージョンを行っているのですが、実際には歩いていくなり渋滞につかまるなりして苦労していくわけですよね。それと同じように、過去への移動もリアルタイムで生活しながら戻っていく。映画の中でも、コンテナの中で逆行しながら主人公たちが生活しているシーンがありましたが、あの地味な逆行シーンも私はすごく好きでした。リアリティにあふれていて。どこかの映画のように、すごいCGエフェクトとかが起きるわけではなく、ただコンテナの中で逆行の空気を吸いながら生活している。すごくリアルな映画だなと思いました。でも、1回目はあえて完全に混乱に陥るというのもありです。その体験ができるのは1回目だけですから。私は5回見てもまだわからないことだらけで、あと50回ぐらいは見ようかなと思っていますクリストファー・ノーラン監督による『TENET...
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