MSIから簡易水冷CPUクーラー「MAG CORELIQUID Eシリーズ」がリリースされた。MSIの簡易水冷CPUクーラーは、ゲーミング向けあるいは無骨系のデザインを採用していたが、このMAG CORELIQUID Eシリーズは円筒形ヘッドデザインで装飾控えめ。最近ではゲーマーでもシックなデザインを好む方が増えており、そうしたニーズにマッチする。そしてクリエイターPCにもよい選択肢となりそうだ。ホワイトモデルはともに10月20日(金)発売
MAG CORELIQUID Eシリーズにはラジエータのサイズ違いで36cmクラスのE360、24cmクラスのE240があり、それぞれにブラックモデル、ホワイトモデルが展開されている。対応CPUソケットはIntel LGA115x/1200/1700、AMD AM4/AM5/TR4/sTRX4。Intel CPUではメインストリームを、AMD CPUではメインストリームおよびThreadripperをカバーする。 ラジエータのサイズは36cmクラスのE360が394×119.2×27mm、24cmクラスのE240が277×119.2×27mm。それぞれのクラスの製品としては標準的なサイズ感なので、組み込みたいPCケースのラジエータ適合サイズを確認することで組み込み可否を判断できる。
簡易水冷CPUクーラーを選ぶ理由はまず冷却性能だ。空冷CPUクーラーはソケット上にヒートシンクとファンを置くため、大型化にも限界がある一方、水冷CPUクーラーはチューブを介してラジエータで冷却するためPCケースの対応にもよるが大型化が容易だ。現在のCPUでは冷却性能次第でブーストのクロックと持続時間が決まるため、ハイエンド〜ミドルレンジのユーザーで水冷CPUクーラーを組み合わせることが多い。まずはデザインをご覧いただきたい。これまでMAG CORELIQUIDシリーズはゲーミング向けのデザインを採用してきた。MAG CORELIQUID R V2シリーズは丸い水冷ヘッドにドラゴンエンブレム、MAG CORELIQUID MシリーズはマザーボードのTOMAHAWKシリーズに合わせた無骨なデザインといった具合だ。
MAG CORELIQUID Eシリーズは、ゲーマーの中でもシックなデザインを好むゲーマー、あるいはクリエイターにも訴求できるデザインだ。シンプルな円筒形の水冷ヘッドで、フチの部分はメッキによってラグジュアリー感を高めている。ヘッド上部は外周に沿って一段凹んだ部分を設け、中央のmsi(小文字)ロゴのある丸いプレートが浮かんで見えるようなデザインになっている。MSIによればこのデザインは「時の流れと皆既日食」をモチーフにしているとのこと。つまりMAG CORELIQUID Eシリーズの「E」はEclipse(蝕)の「E」ということになるのだろう。そしてそれはLEDを点灯させると分かりやすい。このヘッドでは、msiロゴのあるトップ部分の丸いプレートの下、奥に隠れるようにARGB...
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