日経平均は寄り付きで小幅続伸となったが、為替のドル安/円高方向に連れてマイナス圏に転落。ドル/円は140円割れとなり139.37円付近まで下落、日経平均も400円超安の3万1791円71銭できょうの安値を付けた。その後は下げ幅を縮小し、マイナス圏での値動きが継続した。
第一生命経済研究所の藤代宏一主任エコノミストは「今は円高相場というよりドル安相場。ドルが主要通貨に対して全面安となる中、国内では月末に日銀の政策決定会合を控えており思惑が働きやすい」とコメントした。これから2週間ほどは観測報道に左右されやすいとした。 TOPIXは0.67%安の2221.48ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比0.67%安の1143.2ポイントで取引を終了。プライム市場の売買代金は3兆3989億8700万円だった。東証33業種では、小売、医薬品、電気機器などの26業種が値下がり。値上がりは鉱業、銀行、水産・農林などの7業種にとどまった。 個別では、東京エレクトロン、アドバンテスト、レーザーテックなどの半導体が軒並み下落。前日に決算を発表したローツェは11%超安でプライム市場の値下がり率トップとなった。ソフトバンクグループ、ファーストリテイリングは買われた。
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