日本舞踊の美と楽しさ生み出す稽古場 「伝統芸能はカッコイイ」を発信する尾上菊之丞さん【銀座探訪】

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四季折々の風物や、男女の機微、歴史を彩る人模様などを豊かな身体表現で見せる日本舞踊。着物を着て舞い踊る動きの一つひとつに日本の美が宿る。尾上流四代家元の尾上菊之丞さん(48)は、「踊りの師匠」の枠を超えた多彩な活動を繰り広げる日本舞踊界のフロントランナー。銀座7丁目の稽古場で踊りのカッコよさ、伝統芸能の楽しさを日夜、追求している。

舞踊家として舞台に立つほか、新橋と京都・先斗町の芸者衆の踊りの稽古が毎月4回ずつ。振付家として歌舞伎や宝塚歌劇団、OSK日本歌劇団、アイスショーも手掛ける。「歌舞伎の振り付けは役者さんがどういうふうに見せられるかを推し量ってつくるウエイトが高く、歌劇やレビューであれば、トップスター、二番手、三番手のメリハリをつけながら全体感を大事に自由につくっていきます」3~4月は新橋芸者の「東をどり」と、先斗町の「鴨川をどり」の振り付けと稽古で多忙を極める。先斗町歌舞練場の「鴨川をどり」では今年の大河ドラマ「光る君へ」にちなんで「源氏物語」を基にした新作舞踊劇を作り、好評を博した。

4月半ば、銀座8丁目にある東京新橋組合(見番)の稽古場に現れた菊之丞さんは、振り付けを自ら踊って見せながら芸者衆に動きをつけていった。「共白髪」は浦島太郎をモチーフに夫婦の円満長寿の願いを込めた作品で、若手らが白波に見立てたさらし布を振って先輩芸者の場面を華やかに盛り上げる。「とにかく『白』で統一して、黒の引き着で勢ぞろいして踊るフィナーレが引き立つようにしました」日本舞踊をたしなむ人が減る中、伝統芸能の魅力をどう伝えていくか。菊之丞さんは「手軽なもの、身近なものとして見せていくやり方は不発に終わった。『何か分からないけどカッコイイ』と憧れてもらえるようなアプローチが必要」と言う。

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