社会におけるデジタル化が進むにつれ、フィジカルな体験や「場」の共有が重要性を増している。写真や映像といった二次元の複製可能な芸術作品でさえ、今日ではそれが発表される方法や受け手と共有される空間が意識された上での展示がなされている。その意味では、代替えの効きづらい身体をメディアとするダンサーの表現は、個性を消しづらいぶんだけ、受け手との一期一会の“出会い”を、「いま、ここ」という“時代性”を浮き上がらせる。そして、ダンスが面白いのは、音楽、美術、照明、映像、衣装などさまざまな要素が絡み合った複合的な芸術であるということだ。20世紀のバレエとダンスの歩みを振り返りつつ、プロデューサーやアーティストなど、さまざまな視点から「ダンスのいま」を捉え、その魅力を紹介する。
1993年より愛知芸術文化センターに勤務し、2024年4月より芸術監督に就任。2010〜16年まであいちトリエンナーレのパフォーミング・アーツ部門でキュレーターを務めたほか、大規模な国際共同製作から実験的パフォーマンスまで数多くのプロデュースを手掛け、招聘した作品やプロジェクトは200を超える。令和4年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。メセナアワード2023にてDaBYがメセナ大賞を受賞。 photo:Takayuki Abe 日本のコンテンポラリーダンスは2004〜05年頃に、クラシックバレエの公演数を上回るほどに活況を呈した。白井剛、康本雅子、矢内原美邦、手塚夏子……さまざまな才能が華開き、百花繚乱の時代を迎えた。それから20年、日本を代表するプロデューサーは今日の特徴をどう捉えているのか。
上段左から:アソシエイトコレオグラファーの鈴木竜(photo: Takayuki Abe)、ゲストアーティストの島地保武(photo: Ryu Endo)、環ROY(photo: Takehiro Goto) 中段左から:レジデンスアーティストの平原慎太郎(photo: Eiji Takahashi)、柿崎麻莉子(photo: Yurie Nagashima)、ハラサオリ(photo: Kazuhei Kimura) 下段左から:2023年度公募レジデンスアーティストの女屋理音(photo: Koji Iida)、阿目虎南(photo: Mai Taniguchi)、小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク(photo: DanÅke Carlsson)
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